ユニフレームの薪グリル-ノーマルサイズ(No.682906)3年使っている人が解説する詳細おすすめポイント

今日は僕が愛用している、超実用的な優れものの焚き火台ユニフレームの”薪グリル(ノーマルサイズ)”の使い勝手やオススメの点、気をつける点などを、溢れる薪グリル愛と冷静な分析のバランスを取りながら、僕の実際のキャンプ写真を添えて実用的なレビューになるよう詳しく解説していきます。購入検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

初級キャンパー向け 薪グリルって何?って人に解説、基本の重要ポイント

他の焚き火台と何が違う?

この焚き火台が他の焚き火台と違う最大のポイントは、ずばり”焚き火調理”に特化した作りになっているということです。

どう言うことかと言うと、これまでキャンプでの加熱調理にはガスコンロや、炭火を使うのが一般的でした。

一方、焚き火(薪を使った火)は、キャンプの”イベント的”に、観賞用や暖房用に楽しまれることが多かったんです。

そんな中で、この薪グリルは焚き火(薪火)を積極的に使って調理ができる画期的な焚き火台として登場しました。具体的には焚き火を火を使って、ケトルでお湯を沸かしたり、飯盒でご飯を炊いたり、フライパンで調理をするのが非常に簡単にできます

焚き火調理の普及度?

これはあくまで僕の感覚なんですが、これまでは、ファミリーキャンパー含めた全キャンプ人口のうち、キャンプで焚き火をするグループは20%以下、焚き火をメインの調理熱源に使っているのは5%以下という感じがしますね。

僕も子供時代から合わせるとキャンプ歴35年ほどになりますが、当初は焚き火は必須ではなく、炭火でBBQがメインでした。その後焚き火で温まるのが好きになり、さらに、だんだん焚き火で調理もしたくなっていったと言うわけです。ハマった理由はよりワイルドでロマンを感じるからでしょうか。冒険映画やアニメの野営シーンでも調理は炭火じゃなく焚き火ですしね。

最近はYouTubeのヒロシさんとか、アニメのゆるキャン△などで焚き火を使った調理にも注目が集まっているので、今後はどんどん焚き火調理がメジャーになっていく気がしますね。

薪グリルはパイオニア

出典:ユニフレーム

最近でこそ、他にもかまど型の焚き火台や、鍋が置けるギミックのついた焚き火台が、少しずつ開発されてきました。

この薪グリルは、かまど型焚き火台のパイオニア的な存在としてデビューし話題をさらいました。同時期にはテンマクデザインからかまど型焚き火台”トンビ”が販売され、雑誌で比較記事などもよく出ていました。トンビはまもなく廃盤になり(現在また復活予定)ましたが、薪グリルはシンプルで無駄のないデザインと堅牢性のおかげか、その後も好調で、ロングセラーを続けています。

多くのキャンパーに薪火調理の楽しさをもたらしてくれました。そして今でもなお、僕は他製品と比べてもナンバーワンの実用性を誇っていると思います。

まあ、実用性に関しては様々なキャンプスタイルがあるので一概には言えませんが、リュックひとつで野営する、軽量一筋のソロキャンパーは別として、車を使って1~3人くらいのキャンパーには超オススメの焚き火台です。

どうやって調理するのか、実際の例

こんな感じで、真ん中の段に薪を入れて、上の段に鍋類を置いて調理します

うーん最高ですね!(笑)なにが最高ってこの構造です。他にも例えば普通の焚き火台に、オプションパーツをつけたりトライポットで吊るして鍋をかけることはできますが、燃え盛る火の上に鍋を設置するのってやけどの恐れがあるし、けっこう熱いし怖いんですよ。

でも薪グリルならこのように、火の横からごとくに置くだけなので、すごく簡単。

しかも横長なのでケトル、ハンゴウ、スキレットなどを複数同時に火にかけられるので調理が非常にしやすいです。コーヒーを作りながら、目玉焼きを焼いて~なんてことができます。

薪グリルのここがいい!便利ポイント

調理時、横から火を操って火力調整が簡単

このような形状なので、鍋をかけながら横から薪を追加できるので、火力調整が簡単なのですが、使ってみるとその便利さに気づきます。

たとえば、火が大きい方に、沸騰させたいケトルと、弱火にしたい飯盒の場所を交換したり、

あるいは逆に、燃えている薪を移動して、火力のバランスを変えることも、自由自在、これほんと楽しいです。鍋奉行ならず焚き火奉行になりますね。

最強の風防構造、風に強い、熱が逃げない

わざわざ風防を用意しなくても焚き火台そのものが風防みたいなものです。

他の一般的な焚き火台よりはるかに風に強いです。燃えている小枝が飛んだりするリスクが減ります。ということは、風向きを考慮して工夫すれば普通よりテントの側で焚き火ができます。

そしてもう一つの効果は、熱が無駄にならないということ。

熱が薪の真上と前方にしか行かないので、より早くお湯が沸きます。焚き火の火力って炭火よりも不安定でコントロールが難しいので、この効果はとても重要なポイントです。

ごとくの高さを低くすることによってさらに風防効果を高めることもできます。

調理だけじゃない暖房もバッチリ、輻射ストーブ機能

ここまで調理ツールとしての素晴らしさを教えてきましたが、暖房機能についても特筆すべき点があります。

さきほどの風防効果でも触れましたが、焚き火の熱が囲まれたステンレス板によって上と前方に集中します。

なので、薪グリルを前に座席を設置すると、後ろや左右に逃げる分の熱も前方に反射されてくるので、普通の焚き火台の前にいるよりずっと暖かいんです。まるで輻射式のストーブの前にいる感じですね。

僕は12人でテンマクデザインのサーカスTCを使うことが多いのですが、自分がテントの中に位置して、テントの出入り口に薪グリルを置くと、全ての方向の風が遮断され、自分は輻射熱だけ浴びることができるので最高に暖かく幸せになります(笑)

逆に言うと、4~6人で焚き火を囲むと言うようなシーンには向いていません。薪グリルの正面の人だけ暖かく、それ以外の人は寒くて悲しい思いをすることにってしまいます。

薪が起きやすいサイズ感

出典:真狩焚き火キャンプ場

最近はヒロシやゆるキャン△が人気のこともあって、キャンプ雑誌では軽量コンパクトに特化した製品が注目されています。中には不燃布やワイヤーを使った製品まで。

軽量でコンパクトなことはもちろん素晴らしくて、山で小枝を拾って燃やす分にはB6君でもいいのかもしれません。

でも多くのキャンパーはホームセンターで薪を買うことになるでしょうから、普通サイズの薪が入ることがかなり重要だと思います。薪グリルは薪を横向きに寝かせれば、ホームセンターのサイズの薪は余裕で置けて実用的です。(これはノーマルサイズかラージサイズに限ります。)

薪もそうですが、鍋類もサイズによりますが、ケトル、メスティン、スキレットと3つ同時に置けます。

丈夫な作り

出典:ユニフレーム

薪グリルは作りがしっかりしていて、かなり丈夫です。とくに、薪を乗せる部分のステンレス板は厚めにできており、長期間の使用に耐えます。

残念ながら中央部分は熱と重みでわずかに湾曲しますが、3年ほど使ってますが、使用や収納に問題は発生しません。

堅牢性をロゴスのピラミッドグリル、スノーピークの焚き火台と比較すると、ロゴス<薪グリル<スノーピークという感じでしょうか。

ステンレス板はスノーピークほど分厚くはありませんが、ピラミッドグリルほど熱でベコベコにはなりません。ごとく部分は非常にしっかりしておりいっさい歪まず100点です。重量と堅牢性のバランスを考えれば非常に優秀だと思います。

個人的にはスノーピークは丈夫ですが重すぎると思います。薪グリルも風が強めの日でも転倒するようなことはまずありません。

薪を乾かせる

便利な機能として、灰受けの下の空間で薪を乾かすことができます。そうすれば、次に燃やす時に燃えやすくなりますし。地面への熱ダメージが軽減されます。ただ注意点として、灰受けからこぼれた火が引火することがあるので注意しましょう。

細かい使い勝手ポイントQA

ダッチオーブンは置けるか?

出典:ユニフレーム

置けることになってます、ごとくは丈夫だし、側面のステンレス板も歪むことはないと思います。

ただ大きいサイズのダッチオーブンは、横長の形状をしている薪グリルなので、バランスの観点で個人的にはちょっと躊躇します。

せっかく便利な構造をしているので、ケトルやスキレットやメスティンなどを入れ替えながら使うことのがオススメかなと思います。

燃焼効率は?

なんとも言えませんが、悪くはないと思います。黙ってても全部燃え切るかと言えば、他の焚き火台も同じだと思いますが、そんなことはありません。火ばさみで薪の位置とかコントロールすることが必要だと思います。

ただ横長タイプという特徴があるので、薪の置き方とかはバリエーションは少なくなります。また太い薪をそのまま置くのは無理。2本くらいしか置けません。斧とかバトニングで薪を割る作業は必須です。

使用中に移動できるか?

できます。すごく簡単にできます。サイドの持ち手を持てば、安定して運ぶことができます。スノーピークの焚き火台のように意図せず畳んでしまったりません。

地面への熱ダメージ、灰は落ちないか?

出典:ユニフレーム

芝生が長い場合は影響します。また薪グリルの注意点として、燃えた小枝とかが、灰受けの後ろから良く落ちます。なので芝生で使う場合は注意が必要です。地面に不燃シート(スパッタシート)があったほうがいいでしょう。念を入れるならブロックで高さをかさ上げして地面への熱を少なくした方がいいかもしれません。まあそもそも綺麗な芝生で焚き火キャンプをするのはちょっと違うかなとは思いますが。

収納性は?付属のバッグは?

出典:ユニフレーム

良いです。見ての通り薄っぺらいトートバッグに収まります。組み立ても簡単です。30秒で組み立てられます。持ち運び便利です。

ただ付属のバッグが薄っぺらくて強度不足です。ここは大きな不満です。ロゴスのピラミッドグリルの付属バッグが強度100点だとすると、薪グリルのバッグは30点くらい。100均レベルとまでは言わないですが、運動靴を入れる袋みたいな薄っぺらい代物です。300均レベルでしょうか。

持ち手も付いてないしここは完全にロゴスに負けてます。多少金額上がっても良いからもうちょっと丈夫にして欲しかったですね。実際僕のバッグはステンレス板が当たって破れ(切れ)ました。

なので購入する方は、袋の中に工作用紙みたいな厚紙を入れて強度を上げることをオススメします。

袋の中に工作用紙を入れてある

 

ソロはならsoloサイズがいい?

出典:ユニフレーム

僕は使ったことないので、詳しくは言えませんが。soloのサイズだと幅が20cm以下なので普通の薪が入りません。焚き火台って、載せられる薪のサイズが重要だと思うんです。軽量性&コンパクト性に命をかけている人や、ブッシュクラフターは別として、車を使って荷物が運べてル人はノーマルサイズが良いと思います。逆にラージサイズは大きすぎます。

まとめ

こんな人におすすめ

  • 焚き火で調理がしたい:最高の性能を発揮します
  • 焚き火の前にずっといたい:焚き火奉行になってください
  • 焚き火で暖を取りたい:輻射式ストーブのように暖かいです
  • 1~2人で使いたい人:横に並んで焚き火を楽しめます(3人ならラージサイズがお勧めかも)
  • テントのそばで焚き火したい人:風防があるので熱や火の粉の飛散が少ないです
  • 薪を節約したい人:熱を無駄なく調理に使えるので、結果として燃費よく薪を使えます

こんな人には向いてない

出典:焚き火キャンプ場
  • 4人以上で焚き火を囲みたい人:前方の人しか焚き火を楽しめません
  • いわゆる焚き火のカタチに憧れてる人:焚き火というよりかまどなので、絵的に違うと感じるかもしれません
  • SNS映えを狙ってる人:上記とかぶりますが、風防のせいで横や背面から炎が見えないので、こんな風に人物と一緒に映える焚き火写真は撮りづらいです
  • 大きく重たいダッチオーブン料理がメインって人:細かな調理が必要ないなら、圧倒的な堅牢性があるスノーピークの焚き火台の方がいいかもしれません

最後にこれから購入する人にアドバイス

  • 斧やバトニング用ナイフを用意しましょう:薪をくべるスペースに奥行きがないので、薪を細かく割る必要があります。
  • 収納バッグを補強しましょう:付属の収納バッグは薄くて破れやすいので中に工作用紙を入れて補強すれば簡単に丈夫になります。

薪グリルはとっても魅力的

焚き火と友達

以上薪グリル(ノーマルサイズ)を3年間使ったレビューでした。参考にしていただければ嬉しいです。薪グリルとっても楽しいですよ!個人的には強くオススメします!次回はラージサイズを分析してレビューしたいと思います。