バトニングや薪割りにおすすめのナイフ5選!バトニングの方法や選び方も徹底解説!

今回はバトニングとは何か?、バトニングや薪割りにおすすめのナイフ5選を紹介いたします。

あわせてナイフに関する基本的な知識から、選び方まで情報をまとめました。

ブッシュクラフトやバトニングで使用するナイフの購入を考えている方は是非参考にしてください!

バトニングとは?

バトニングとは「ナイフを使用して太い薪を細く割ること」を指し、ブッシュクラフトに欠かせない焚きつけ作りの手法です。

「バトニング」は英語で”batoning”と表記し、リレーなどで使われるバトン”baton”が語源となっています。

その名の通り、薪にナイフを当てて、棒で叩くことで太い薪を細くします。

バトニングは主に、斧では割ることが難しい、細い焚きつけを作る際に使用します。

バトニングの方法

次にバトニングの方法を紹介いたします。

バトニングの方法は大きく3つのステップとなっています。

①木の土台を用意する
②薪にナイフを当て、棒でナイフの背(スパイン)を叩く
③ナイフの先端(ポイント)を叩いて薪を割る

①木の土台を用意する

まずは、なるべく平らで安定した木の土台を用意しましょう。

木の土台がないと、ナイフで叩い際に、力が地面に吸収されてしまい、うまく薪を割ることができません。

また、不安定な場所でバトニングを行うと、思わぬ怪我に繋がる原因ともなりますので注意してください。

②薪にナイフを当て、棒でナイフの背(スパイン)を叩く

薪にナイフを当て、棒でナイフの中心を叩き、ナイフの背(スパイン)がちょうど隠れるまで薪に食い込ませます。

薪にナイフを当て、棒でナイフの中心を叩き、ナイフの背(スパイン)がちょうど隠れるまで薪に食い込ませます。

ナイフを叩くための棒は、叩いた際に折れないような握りやすくしっかりとしたものを選びましょう。

③ナイフの切先(ポイント)を叩いて薪を割る

最後はナイフの切先(ポイント)を叩いて、薪を最後まで割ります。

綺麗に割るコツとしては、しっかりと上から垂直に棒を振り下ろすことです。

こうして焚きつけや細い薪を作ることができます。

以上がバトニングの方法となります。

バトニングを行う際の注意点

次にバトニングを行う際の注意点を3点紹介いたします。

バトニングの注意点を理解しておかないと、思わぬ怪我やナイフの故障に繋がるので、事前にチェックしておきましょう。

節がある薪はバトニングに適していない

節がある薪を割る際は注意をしてください。

節は硬くナイフで切ることは難しいので、思い切り上から叩くとナイフの方向が逸れて、思わぬところから割れて怪我をする危険性があります。

また、ナイフが欠けてしまう原因にもなります。

節があるような薪はバトニングに向いていないので、しっかりと選別してから行うことをおすすめします。

怪我防止にグローブは必須

バトニングはナイフを使用し、力も必要とするのでグローブは必ず着用しましょう。

グローブを着用していれば、手や指を切ったりなどの事故は防ぐことができます。

寒い環境下でのバトニングはナイフが欠けやすい

寒い環境下ではナイフの靭性が低下するため、バトニングの際に刃がかけてしまうリスクが高くなります。

冬の薪ストーブや焚き火でバトニングを行う際は、過度な力を加えないように、よりいっそう注意をしましょう。

バトニングを行う前に知っておきたいナイフの基礎知識

次にバトニングを行う前に知っておきたいナイフの基礎知識を紹介いたします。

ナイフの各部名称

①柄:ハンドル
②背:スパイン
③切先:ポイント
④刃:ブレード
⑤柄尻:バット
⑥鞘:シース

ナイフの各部の名称は上記の通りです。

紹介した以外にも、チップやヒルトなど名称があるのですが、今回はナイフを購入する上で必要最低限覚えておくべき部位に限定しました。

ナイフのタングの種類

ナイフは基本的に上の画像のように、金属部分を柄(ハンドル)材で挟むことで作られています。

この金属部分の内、柄(ハンドル)材で挟まれた部分のことを「タング」と呼びます。

柄(ハンドル)の中のタングの形状によって重量やバランス、強度が変わるため、ナイフの使い勝手に大きな影響を与えます。

使用目的に応じて、適したタングを選ぶことも、ナイフ選びでは重要な要因となってきます。

タングの代表的な種類は下記のようなものが挙げられます。

・フルタング
・エクステンディッドタング
・スケルトンタング
・ナローイングタング
・スティックタング
・パーシャルタング

今回紹介する形状意外にも、タングの種類は複数存在します。

ナイフの世界は簡単そうで非常に奥が深いのです。

・フルタング

フルタング」はタングの形状が柄(ハンドル)同じ形状になっているナイフのことです。

非常に頑丈で衝撃や捻れにも強いため、バトニングにも適しているタングの形状であると言えます。

デメリットとしては金属部分が多いため、重量が重く、バランスが悪いという点が挙げられます。

・エクステンディッドタング

エクステンディッドタング」とは、タングが柄(ハンドル)よりも長く、飛び出している形状のことです。

こちらもフルタングと同様に、頑丈で衝撃や捻れに強い形状となっています。

柄(ハンドル)からはみ出した金属部分をハンマーで叩いて使用することができるといった、使い勝手の良さがメリットです。

デメリットとしては金属部分が多いため、重量が重く、バランスが悪いという点が挙げられます。

また、タングに使用できる材料が限定されるというデメリットも挙げられます。

・スケルトンタング

スケルトンタング」とはタングの一部をくり抜いた形状です。

比較的頑丈かつ軽量でバランスが良いというメリットを持っています。

デメリットとしてはタングに穴の空いた部分は強度が落ちてしまう点です。

・ナローイングタング(テーパードタング)

ナローイングタング」は「テーパードタング」は柄の先端に向かってタングの幅または厚さが薄くなっている形状のことをいいます。

フルタングの形状でも、徐々に厚さが薄くなっているものはフルテーパードタングとも呼ばれたりします。

徐々に細くなったり、薄くなっていることをナローやテーパードと表現します。

メリットとしては使用する鋼の量が少ないため軽量というメリットがあります。

フルタングと比較すると強度が低下してしまうというデメリットがあります。

・スティックタング(ラットテールタング)

スティックタング」とはタングが棒状の形状していることをいいます。

刃(ブレード)とタングの太さが大きく異なる様子がネズミに似ていることから「ラットテールタング」とも呼ばれます。

このような形状はタングに使用する鋼の量が少ないので、安価かつ軽量で、大量に作ることを目的としています。

主にショーナイフなどで使用される形状です。

タングの形状の中では最も強度が弱いので、バトニングには適していません。

・パーシャルタング

パーシャルタング」は柄(ハンドル)よりもタングが小さい形状のことで、ハーフタングもその一部に含まれます。

タングに使用する鋼の量が少ないため、軽量でバランスが良いというメリットがあります。

デメリットとしては、フルタングと比較すると強度が劣るという点です。

刃(ブレード)の素材

刃(ブレード)の素材は主に「炭素鋼(カーボンスチール)」と「ステンレス鋼」の2種類が多く使用されています。

・炭素鋼(カーボンスチール)

炭素鋼(カーボンスチール)は炭素と鉄でできている素材です。

焼き入れをすることで硬度を高くすることができるため、ステンレスよりも強度が高いというメリットを持っています。

一方で、サビが生じやすいというデメリットがあるため、ナイフのメンテナンスをしっかりと行う必要があります。

・ステンレス鋼

ステンレス鋼は鉄をベースにクロムやニッケルを含有した合金です。

耐食性に優れ、サビにも強いためメンテナンスが楽というメリットがあります。

炭素鋼(カーボンスチール)と比較すると強度はやや劣りますが、一般的な使用方法では大きな問題はありません、

ナイフの形状

ナイフの形状も上の画像の非常に多くの種類があります。

よく用いられる形状としては「ノーマルストレート」や「クリップポイント」、「ドロップポイント」が挙げられます。

①ノーマルストレート

ノーマルストレートは背(スパイン)が直線的で、ブレードが先端(ポイント)に向かってカーブを描いている形状です。

伝統的に使用されている形状で、切る・剥ぐ能力が優れているので、狩猟によく使用されます。

背(スパイン)が直線的なので頑丈で叩きやすく、バトニングに適している形状と言えます。

②クリップポイント

クリップポイントは背(スパイン)の先端(ポイント)が湾曲しており、切る・刺すを目的とした形状です。

バトニングの際は先端(ポイント)を叩くため、クリップポイントのような形状はあまり適していません。

先端は細く強度が落ちるため、無理にバトニングを行うと欠けや折れに繋がる可能性が高いです。

③ドロップポイント

ドロップポイントは背(スパイン)が緩やかにカーブしており、先端(ポイント)がわずかに落ちている形状をしています。

切る・剥ぐを主な目的として使用します。

折りたたみ性能

たみや、搭載している機能によっても、ナイフは大きく「シースナイフ」、「フォーロディングナイフ」、「ツールナイフ」の3種類に分けられます。

・シースナイフ

シースとは鞘のことなので、シースナイフとは「鞘に入れて収納するタイプ」のナイフのことです。

一般的な折りたたみができず、鞘に収納するナイフはシースナイフに分類されます。

他の形状と比較して強度が強いというメリットがありますが、収納性という点に関しては他の2つに劣ります。

・フォールディングナイフ

フォールディングナイフは英語のFOLD(折る)からきており、2つに折ることで刃(ブレード)を収納します。

携帯性が高いという点がメリットですが、強度はシースナイフに比べると劣ります。

・ツールナイフ

ツールナイフはフォールディングナイフの一種で、ナイフ意外に缶切りやドライバーなど多くの機能が搭載されたものをいいます。

十徳ナイフなどもフォールディングナイフに分類されます。

メリットとしては1つで幅広いシーンに使用できることですが、デメリットとしてはナイフとしての機能性や強度が低いという点が挙げられます。

バトニングに適したナイフの選び方

次に、先ほど紹介した様々なナイフの形状の中から、バトニングに適したナイフの形状をまとめました。

・タングの種類:フルタング
・ブレードの素材:ステンレス鋼or炭素鋼
・ブレードの形状:ノーマルストレートorドロップポイント
・折りたたみ性能:シースナイフ
・刃の厚さ:厚い
・長さ:10~12cm程度

タングの種類

バトニングはナイフの強度が重要となるので、タングの種類としてはフルタングやエクステンディッドタングがおすすめです。

刃(ブレード)の素材

刃(ブレード)の素材に関しては一般的に使用されているステンレス鋼と炭素鋼どちらでも問題はありません。

どちらかと言えば強度の高い炭素鋼の方がおすすめです。

ナイフの形状

ナイフの形状はドロップポイントやトレーリングポイントなどの直線的な形状がバトニングに適しています。

クリップポイントは先端が欠ける原因にもなるため、あまりおすすめできません。

刃(ブレード)の厚さ

刃の厚さは強度に大きく影響を与えるため、厚めのものをおすすめいたします。

刃が厚いほど、割れたり欠けたりする危険性はなくなります。

また、薪を押し広げて割る力も強くなるため、バトニングに適していると言えます。

刃(ブレード)の長さ

バトニングでは、薪から飛び出した切先(ポイント)を叩いくことで、薪を割ります。

そのため切先が薪から飛び出していないとバトニングがしにくいです。

逆に長すぎると、強度が下がり、折れたりする危険性もあるため注意してください。

一般的に売られている薪の太さは10cm以下のものが多いので、刃の長さは10〜12cm程度が理想的です。

バトニングや薪割りに適したナイフランキング5選!

先ほど紹介した事柄をふまえて、バトニングや薪割りに適したナイフ5つを厳選しました。

ナイフ選びに迷っている方は是非参考にしてください。

5位 モーラ・ナイフ:「ガーバーグ」

まず初めに紹介するのがスェーデンを代表するナイフメーカーであるモーラ・ナイフが販売する「ガーバーグ」です。

ガーバーグはバトニングに適したフルタングのナイフで高い強度を持っています。

ブレードはステンレス製で錆びにくいため、お手入れが簡単です。

形状はストレートに近いドロップダウンでこちらもバトニング向きの形状です。

ナイフのスペックは刃長:約109mm、全長:約229mm、刃厚:約3.2mm、重量:約170g(ナイフのみの重量)となっています。

鞘(シース)がプラスチックのマルチマウントと、レザーでできたものの2種類があり、自身の使い方によって選ぶことができます。

また、ブレードの素材がステンレスではなく、炭素鋼(カーボンスチール)のモデルも2018年に新たにラインナップに加わりました。

高い強度を持ったモデルなので、ガーバーグシリーズはバトニングにおすすめのモデルとなっています。

4位 ONTARIO(オンタリオ): 「RAT-5」

刃厚5mmで、薪にも力強く食い込んで行くモデルがONTARIO(オンタリオ)の「RAT-5」です。

ブレードの形状はフルタングのドロップポイントで、素材は炭素鋼(カーボンスチール)となっており、強度は十分です。

まさに叩くために作られたような刃厚と形状で、バトニングに適したモデルとなっています。

3位 ONTARIO(オンタリオ):「 RAT-7」

先ほど紹介したRAT-5よりも刃長が長いモデルが「RAT-7」です。

刃長は180mmと非常に長く、大きな薪も割ることができ、背(スパイン)を叩きやすいため簡単にバトニングをすることができます。

刃厚や材料はRAT-5と同様で、高い強度を持っています。

刃長が長いため、細かな作業にはあまり適していませんが、なるべく力をかけずにバトニングしたい方にはおすすめモデルです。

2位 ESEE(エシー):「ESEE 6」

刃厚が5mmと厚く、ブレード長も165mmと長いのがESEE(エシー)の「Model 6」です。

厚さ5mmの刃で、薪をしっかりと押し広げながら割ることができます。

また、刃長さが165mmと長いため、太めの薪でも余裕を持ってバトニングすることができます。

ブレードの素材は炭素鋼(カーボンスチール)で高い強度を持っています。

比較的大きな薪をバトニングで割りたい方にはおすすめのモデルです。

1位 (KA-BAR)ケーバー:「 BK2 コンパニオン」

まさに、バトニングに特化したナイフと言っても過言ではないモデルが(KA-BAR)ケーバーの「BK2 コンパニオン」です。

その大きな特徴は非常識なまでの厚さを持ったブレードです。

公式スペックによると刃厚は0.25インチ(6.35mm)で、衝撃や割れに対しては最高峰の耐久性を備えています。

その分厚い刃厚によって、薪をメリメリと広げながら割ることができます。

タングの種類はフルタングですが、柄の中の一部がくり抜かれているため、スケルトンタングにも分類されます。

ブレードの形状は背(スパイン)が直線的なドロップポイントで、バトニングにも向いています。

ブレードの素材は炭素鋼(カーボンスチール)で、クロムとバナジウムを添加した、KA-BAR社オリジナルの1095Cro-Van鋼が使われており、強度も問題ありません。

細かな作業や料理などにはあまり適していませんが、バトニングに関しては最強と呼べる程のナイフです。

【まとめ】ナイフの世界は奥深い!基本的な知識を身につけてバトニングに適したナイフを選びましょう!

以上、今回はバトニングの方法やナイフの基本的な知識、選び方を解説いたしました。

また、合わせてバトニングに適したナイフおすすめ5選も紹介いたしました。

ナイフはタング形状やブレードの素材、刃厚、刃長など様々な要素が複雑に絡み合った奥深い世界となっています。

自身に適したナイフを選ぶには基本的な知識を身に着ける必要があります。

今回の記事を参考に、ナイフの知識を身につけた上で、適切なナイフ選びにお役立てください。